日記

 雨の朝。二日目。ぼちぼち二月もお終いである。いつにも増して短く感じた。今年の二月。


女が死ぬ物語ってある。不治の病とかでじわじわと。あるいは唐突に。暴力的に。

創作者にとって自己をひたすら更新していくような物語において自分と異なる性でしか現せないもの。心のなかの柔らかい愛おしい何か、あるいは悲しみ。虚無。

物語を進める自己の新陳代謝の過程で死なざるを得ないのだ。主に女が。または女的な何かが。

そんな物語はとても男性的だと思う。旧い何かが死んでは新たに生まれる、または生まれることを期待させるダイナミズム。


物語が女性的な部分でつくられるとまた違ってくると思う。何かを死なせる事無く、新しくなる何か。生かす事。育てる事。問いを見出すこと。問いを渡すことで更新される。





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